自動車保険は安易に節約してはいけない!事故経験者だから分かる保証の選び方

家計改善のため一念発起してはじめた保険の見直し。はじめてから半年が過ぎ、今年の自動車保険を契約してひとまず完了となりました。

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当初は節約思考で保険の窓口で紹介されたソニー損保にするつもりでいたのですが、思うところがあり結局やめ。

私が選んだのはやや割高な保険会社の商品でした。

 

敢えて保険料が割高な会社で自動車保険に加入したのは事故対応能力を優先したかったから

 

東京海上日動です。

こちら以前加入していたこともあり、保険料が高いことは承知の上で再びお世話になることに。なぜいままで別の保険会社にしていたかといいますと。

 

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学生時代の頃ですが、私は人身事故を起こしたことがあります。のろのろと運転していたところ交差点で自転車に気がつかず…人をはねてしまいました。私と自転車の速度はほとんど同じ。

その際、代理店さんが対応してくださったのですが、代理店さんの対応が相手の逆鱗に触れ話が非常にややこしいことになってしまったことがあるのです。

私が相手方に怪我(捻挫)をさせてしまったのですが、怪我よりも壊れた自転車のことを先に話されたとのことで…

あのときのことはもう完全なるトラウマなのですが、相手方のお宅に代理店さんと両親、私で謝罪に伺い、90分保険屋さんと一緒に怒鳴られ、私はずっと泣き続けるしかできず、両親もひたすら謝罪。ほんとうにすごく迷惑かけました。

「この一家をわしが殺しにいったら、おめぇは守れるのかよ?!保険屋よ!!」
など罵声が飛び、怒りの矛先は保険屋さんで私たちに怒っているのではないのですが…かなり恐ろしいことを言われたのを記憶しています。かなり体格がよく迫力のある男性だったので非常に怖かったです…。いわゆる修羅場というやつです。

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正直なところ・・・思い出すのがつらいです

その話し合いで保険金をしっかり払ってくれればよいと和解することができ、最終的には相手方さんからは私に優しい言葉までかけていただき、罪も一番軽くしてやってと警察に話してくださっていました。

被害者の息子さんの怪我が軽症で不幸中の幸いでした。

もっとひどいけがをさせていたら・・・いや、最悪の結果となっていたら?・・・ぞっとしますね。事故から20年近くたったいまでも彼をはねてしまう瞬間の驚いた顔が脳裏から離れません。

 

 

ちなみにですが、警察では何度か取り調べを受け、最終的に事故の状況をまとめた反省文みたいなのを代筆してあって「これでいいね?」と確認するように言われたように記憶しています。自分では書かないのですが、私目線の文章で書かれるのが不思議に思いました。

なんだか辛い記憶過ぎてあやふやなところもありますが、振り返って思うこととしてはあのとき保険担当者さんが被害者に対して火に油を注ぐような対応になったことで話がこじれてしまったので、もう少し真っ当な対応だったらまた少しは違う結果だったのかもとも思います。

で、その保険屋さんがもうやだ…となり、別の保険にかえていました。それは他の保険でも大変お世話になっていた◯A。

事故対応はあまりよくないといわれていると聞きましたが、あの保険屋さんの件がトラウマでもう思い出したくなかったし、今までよりマシだろうと思ったし、少し保険料も安くなったし。

そんなこんなでその事故以降は大きな事故もなく過ごしていました。

今回保険の見直しでソニー損保に乗り換えたら、保険料は更に1万以上保険料が安くなる予定だったんですが、こういうネットの自動車保険ですと、私としては事故の対応とかちょっと不安で。

事故対応力についてはソニー損保さんも力を入れているようで、よくCMも流れていますね。相手方と電話で話をしてくれたり、初期対応でSECOMのスタッフさんが来てくれるサービスがあります。だけど、保険担当者が加害者を対面するようなことはなさそうです。と、いうことはおそらく主導権は自分が握って話を進めなくてはいけないのだと思います。

初期対応のとき来てくれるSECOMさんも本職は警備員さんですから、保険屋さん的な視点では対応できないかなと。
(実際のところは分かりません。偏見でしたら申し訳ありません。)

でもとりあえず事故のときは来てくれてもその後の交渉で出てきてくれる人はいないという状況にはなってしまいます。

 

そう思うと事故って大抵修羅場になるから、現場に慣れた保険屋さんに実際来てもらい、継続的にフォローしていただくのが安心です。

 

 

 

当時を思い出すと事故を起こしてしまったこと、相手方を怒らせてしまったことで私はかなり動揺していました。あのときは毎日が悪夢のようで正直何も考えられない状態でした。そんなことにまたなったとき、自分は冷静に相手と連絡をとったりできるのか、いまでも自信がありません。なので地元の代理店を通して大手の損保を選ぶことにしました。

もちろん?同じ代理店の担当者さんは嫌なので、同じ東京海上日動でも別の代理店で信頼できそうな保健屋さんを紹介してもらいました。

自動車保険は価格を押さえたネット系の会社だと担当者の顔が見えない不安があります。

だからもいってわたしの体験からもお分かりのように高いからいい!って言うわけではありません。

事故担当経験が豊富で親身に対応してくれる担当者さんを見つけ出すことが大切です。

 

今回紹介してもらった担当者さんはかなりベテランさん。お話した感じ、物腰も穏やかで話しやすく相手に気遣いができる印象。保険に関してもなかなかやり手のようなので、万が一のとき頼りになりそう。

そして前の保険代理店さんのことを話していたら、あちらは事故対応のときにトラブルが多いみたいですと言っておられました。そこであ、やっぱりトラブルメーカーだったのか・・・と納得した私なのでした。

 

割り高な保険料でも無駄を見つけて省いた結果、現状と同額レベルの保険料で乗り換え完了

そんなわけで敢えて保険料を値上げする覚悟で契約に臨んだわけですが、保険の窓口さんで自動車保険について少しお勉強したことは決して無駄ではなく、不必要だと思う項目を外すことで、最初提示された金額より1万くらい安くできました。

おかげで今払っていた金額と同じくらいにできよかったです。具体的には特約をはずしていきます。

東京海上日動の自動車保険の特約のうち「賠償に関する保障」である対人、対物、弁護士特約は必須です。他にご自身とお車の保障というものがあるのですが、ここを削るのが節約ポイント。自分が事故のとき入院したら給付される保険とレンタカー保証をはずしました。車両保険はつけておきました。

入院保険を省いた理由としてはほかに医療保険で補償をかけてるからです。事故だからといって高額医療制度が使えないというわけではありませんし、事故のときしか貰えない特約に入る必要はないと考えます。

レンタカーはどうなるか分からないけど、保険はいざというとき自分では払えない金額を保証してもらうという考えでいけば、いざというときレンタカーの費用ならば数万でしょうからどうにかできるはず。

レンタカーを外すだけで年5000円の保険料が違うのでそのぶん貯蓄にまわしたほうが賢明かなと思いました。ちなみにレッカーの特約ははずせないみたいです。

3つの特約を外して10000円の節約につながりました。

 

 

お世話になるときは加害者の立場・・・な自動車保険。人と人のサービスが重要だからこそ、保険選びは慎重に!

 

東京海上日動さんではアプリが配信されています。
連絡先一覧を押すと契約した代理店にすぐ連絡できるようになっていて、事故で焦っているとき便利ですよ!とのこと。

また自分に全く過失がない場合、そもそも保険会社は手出しができないことになっています。自分がまったく悪くないもらい事故で面倒な事例もあると思うのですが代理店さんなら相談に応じてくれるとのことでした。

ソニー損保でも相談には応じてくれるみたいですが、顔の見えない遠くの人より身近で知ってる人のほうが相談もしやすいかなぁと考えました。

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そんなことで事故対応力を優先した結果、自動車保険料金は節約できませんでしたが、同じくらいの金額でこれまでよりは安心が大きくなったかなと思います。

生命保険、医療保険、火災保険と自動車保険の違いは「自分に過失がある」こと。被害者がいることで、保険給付の仕組みが複雑になっていますから、ある程度プロに任せたいところです。

私の起こした事故では相手方さんの怪我が軽傷だったのが不幸中の幸いではありますが…自動車を運転している限り、不注意から見知らぬ誰かの人生をめちゃくちゃにしてしまうリスクを抱えるほかありません。仮にこんなことになってしまったら、せめて保険の心配まではしたくはないと思っています。こんな理由から自動車保険に関しては保険料だけをみるのではなくサービスを優先するのも選択肢としてありではないでしょうか?という提案でした。

 

自動車保険に関する私の考えについては以上になります。ここまで読んでいただきましたことを感謝いたします。ありがとうございました。

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