【中学2年生 不登校】スクールソーシャルワーカーさんと繋がる



※長男が不登校となってから現在までアメブロ過去記事を一部加筆修正しアップしてきました。ここで現在進行形となります。

 

本日は中学2年生になった長男の動向について。

2年生、クラス替えがあり
「喋れる子が一人もいない」と長男。
始業式に参加して翌日からはまた自宅での生活が始まりました。

 

去年の担任の先生は社会担当でベテランで熱血ぽいタイプの方。今年の担任は若くて温厚そうなお兄さんです。理科担当です。

 

夕方登校のとき少し教室で話をしているみたい。

 

長男から「理科と社会は授業に行く」という言葉が聞かれました。
数回通えています。

ついに繋がる!スクールソーシャルワーカーさんとの出会い 

そんな中、スクールソーシャルワーカーさんと面談させていただきました。
内容についてはソーシャルワーカーさんからまず提案されたのは新しい担任の先生との三者面談でした。
普通級で長男の好きな教科(社会と理科)だけでも出席するなど本人に選択してもらい決めていけるのがよいと思うとのこと。

支援級在籍の可否はIQで判断される

去年通級に通えていた頃、支援級はどうかと質問し「適応でないと言われた」というエピソードがあります。
結局この適応ってなんだろう?ともやもやしていたのでお聞きすると支援級はIQが70以下でないと利用が難しいとのことでした。
長男の場合、小学生のころ受けたWISC4ではIQ88との記載がありましたので無理だということが納得できました。

 

 こちら地方のスクールソーシャルワーカーさんは数がかなり少ないのですが、それぞれ特色があり、公民館のオープンスペースで個別に勉強を教えてもらうことができる方もいるとのことでした。頻度も週1〜月2などで自由なんだとか。塾についていけなかった長男にはすごく合う支援なのではと期待が高まります。

 

精神障害者保健福祉手帳について

 あとは発達障がいの診断があるのだから、精神障害者保健福祉手帳を取得できないか?と気が付き下調べしていたので具体的なメリットをお聞きしました。

 

診断があれば取得できますよね?の質問はもちろんとのこと。

 

  • 放課後デイや訪問看護の利用ができる(ここで私の職業に結びつくという)
  • 金銭的な支援が受けられる(公共交通機関など)
あたりを説明いただきました。
他に自分で調べて
  • 就業の支援
  • 税金の免除(贈与税など)
もあるので医師に相談して取得を目指してみたいと思います。
もっと前から気がついていたら放課後デイに行ったりできただろうなと思うと残念です。
でも手帳を勧めるっていうのも逆の立場からしたら難しいかもしれませんね。

 

手帳を取得するというのは精神障がいがあると自分で名乗るような行為に受け取られるかもしれないし…
私は使えるサービスは使おうって職業柄?思いますが、それでも心の片隅がチクリとします。
受け入れたつもりでもまだまだ追いついていないのでしょうね。

 

総じてスクールソーシャルワーカーさんからは毎日夕方に学校に行けていることもあり、転校を積極的に進めるより今の環境でできることを少しずつ増やしていけると良いのではないかとアドバイスをいただきました。
全く出られない子と比較すると少し学校に行けているからこそ、疎かにされていた部分があるのかもしれない、これからたくさんの実が実っていきますよ、と言って下さいました。

 

私自身 Iさんにアドバイス頂いたり、不登校の親会で学びながら意識改革してきて家庭内で穏やかに過ごせていることも褒めて下さいました。
また、少し道が開けたような気がして嬉しく感じた日でした。

 

長男に話をしてみるとどれも嫌だと言うことはなくウンウンと聞いていたので
まず担任の先生との三者面談から調整することにしました。

自分で納得し選択するって難しいけど大切なこと

その週のうちに担任の先生と長男、私達両親で学校の通い方について面談をしていただきました。
長男には事前に面談をしてもらうことについて確認を取ってありましたが、やっぱり学校に関する話は嫌だったようです。
予定の少し前から「自分には楽しいことがなにもない」とか投げやりな言動が目立ちました。

 

面談前に私から「学校に行かせたいから話をするのではなく、(長男が)学校でどうしたいかの話になること、自分で決めて納得してやってほしいこと」を説明しました。

 

先生に気持ちを聞かれ長男からは
「学校に行かなきゃいけないと思っている」
「理科と社会は出ようと思う。月曜日は無理だから火曜日と水曜日」
との言葉が聞かれました。

 

先生はまず長男の気持ち(学校に行きたい?行かなきゃだめって思う?)を聞いてくれ、5教科以外の方が楽しめるのでは?などのお話をしてくださいました。

 

面談後に教室に寄ったところちょうど別の女子生徒さんが教室にいました。それを見た長男はフーフーと呼吸が一気に粗くなりました。なぜそうなったのか本人には聞いていませんが、不意にクラスメイトに遭遇して動揺したのかもしれません。その子が教室からでると呼吸は落ち着きました。

 

長男にとってストレスの多い面談だったと思いますが、ひとまず本人思いが聞けて本人なりに思う通学のスタイルは明確になりました。
私としても月曜日は休みだ!と理解できたので本人に聞かなくて済むし気持ちが楽です。

 

不登校に関して活動を続けてきた今の私は学習をしてほしいというよりは生活リズムをつけてほしいという思いのほうが強いです。
結構ゆっくり休みましたし、これからも休み休みでいいのだけど、ずっと家にいると食事量が増えて体重が激増したり、活動量が少ない等不健康なことが多いのですよ…
別に5教科の知識を付けて欲しいとはもう思いません。
健やかに楽しい時間が過ごせたら、それが人生においての学びとなり、また何らかの形でやっていけるのではないかと。
ここはどうしても期待してしまいますね…

 

月 お休み
火 社会か理科があればその時間だけ登校
水 同上
木 お休み
金 フリースクール
 スクールソーシャルワーカーさんとの学習についての関わりも自分から乗り気という訳でもありませんが、やってみて嫌だと感じたらやめてもよいと話をしたら「わかった」と言っていたのでお願いしていくつもりです。

 

木曜日に利用できたらバランスがよいですが…
また調整していきます。

 

やっとスタート地点に立ったような気持ちですが、ここにたどり着くまでには結構な労力が必要でした。

 

子供もですが私も家で籠もったままだったら何も変わらない日々だったと思います
職場で相談してみなければIさんを紹介してもらうこともなかったし、不登校の親会も知りませんでした。

 

実はこちらの地域ではスクールソーシャルワーカーという職種があることは公にされていないんだそうです。理由は人材不足だから

 

知る人ぞ知る、って感じで困りごとがあっても学校から提案もされません。
不登校の親会で教えていただいたからこぎつけられた面談です。

いかに自発的に動くことが重要か認識することができました。

  • 子どもを受け入れ、この子には何を支援できるのかを考える
  • 選択肢を提示してあげるために親が学ぶ、つながってゆく

 

 

それはそれは大きな学びになった。

 

だけど
おかしくない?
私はジタバタしているからこういう形になった。
じゃあジタバタできなかったら社会から取り残されるだけなのか…
本当にそれでよいのか。

 

いや、よくはないや。

 

今はまだ自分の、長男のことで手一杯ですが、同じように困っている人たちの助けになれるような活動がいつか…いつかできたらいいと思っています。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です