あなたは生活防衛費を貯めていますか?
家計管理を行う上で大事なこと。それはもしもの事態に備える!と言うことです。
もしも全く予期せぬ大型の出費があったら?
もしも病気になって多額の治療費が必要になったら?
もしもさまざまな事情で職を追われて収入が途絶えたら…?!
家族にもしものことがあったら…!
towa
これらの不測の事態もいうのは、どれも家計を管理する立場からは考えたくないことではありますが、いつ誰の身に降りかかるかもしれないことでもあります。
そんな状況に備えるため「生活防衛資金」という概念が存在します。
これは生活費の数ヶ月分をすぐに使える状態として常時キープしておくことで不測の事態に対応していくというもの。
そうでなくても
●貯蓄を投資資金へシフトするときどれくらい現金比率が必要か分からない
●毎月のクレジットカードの引き落としのときに資金移動するのが面倒
って場合にもこの生活防衛資金はお役だちです。
私も生活防衛資金という言葉を知る前から貯蓄とは別に生活に直結した口座にはある程度のお金をとっておくスタイルで家計管理をしてきました。
家計管理を行うにあたり生活防衛資金の確保はとても有効な管理方法ですので、是非あなたの家計でも取り入れてみてくださいね!
生活防衛資金は具体的にいくら?どう準備する?
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
生活防衛資金の目安は生活環境や家族構成によって様々なのですが、一般的に生活費の数ヶ月分(3~6ヶ月分)と言われています。
そしてこの生活防衛資金の管理において重要なのは
1.すぐに簡単に引き出せる=普通預金に置いておくこと
2.名義を分散させておくこと
この2点。
我が家では一応の目安として夫婦それぞれの口座で100万、トータル200万を生活防衛資金としています。
我が家の場合、とりあえず家族4人が最低限暮らすだけなら月30万ほどでなんとかなりそうですから、ほんとざっくりですが夫婦で200万で約半年分の生活費というわけ。
とりあえずすぐに使えるお金で半年ほど凌げれば、その間に他の資産を現金化するなどの対策もとれますしね。
ちなみに夫婦の名義で口座を分けているのは、万が一の時には故人の口座が一旦は凍結されてしまうから、です。
我が家は家計管理を私がすべて担当していて主人はなにも分かっていません。ですから私は一応万が一に備えて口座の管理、どこの保険に加入しているか?などの情報をメモしたものを主人との共有の隠し場所に保存しています。
これで私が倒れたときにもとりあえずのお金は工面できるはずです。
towa
困ったときには公的な社会保障制度にも助けてもらえることを知っておこう
生活防衛資金はただやみくもに準備する訳ではなく、他にも使える制度を把握した上で不足分を充填する考えでOKです!
不測の事態で保証してもらえる公的な制度、または民間の制度は以下のものが考えられます。
病気の時…
公的 高額医療 傷病手当
民間 収入保証保険
職を追われたとき…
公的 失業保険
万が一の時…
公的 遺族年金
民間 生命保険
この中で一番保証してもらえるまでの期間が長いのは傷病手当と自分都合で退職した場合の失業保険ですね。
傷病手当は医師の診断書やもろもろの手続きが必要ですし、自分都合の退職での失業保険は3ヶ月以降からしかもらえません。
そう考えると最低でも3ヶ月は生活が回せる資金を確保しておく必要がありますね。他には病気と失業が重なることなんかを考えると、単純に3ヶ月では心もとないので、やっぱり半年くらいかな?と私は考えています。
自営業など失業保険がない人はもっと多く生活防衛資金が必要になりますね。
自分がどんな制度を利用できるか、把握しておくことは生活防衛資金の目安にもなりますし、民間の制度をどれくらい利用すべきかの目安にもなりますからしっかり把握しておかれるのがベストです。
例えば現在地方公務員の私は福利厚生が手厚く少々イレギュラーな設定になっています。
傷病手当ての申請は必要ではなく毎月病休手当てが頂ける
高額医療+付加給付があり、月の医療費の上限は25000円(入院の場合は個室や食事代金は別途)
失業保険は受けられない
(退職金制度が充実しているからだそうですが、いくら貰えるかは不明)
働く環境を見直したい、そして自分がやりたい道に進みたく…現在退職を視野に入れて今後について考えている私ですが、退職後は失業保険がありませんから定期的な収入を望むならば退職翌日から働かなければならないでしょうし、
高額医療の金額は3~4倍に跳ねあがります。病気休暇の際には傷病手当ての申請も必要になってきますね。
反対に今ならば民間の医療保険なんかは保証額も少なくても十分対応できますから不必要に保険を掛けたり生活防衛資金を貯めすぎなくてもよかったわけです。
(これまでかなり無駄なお金を使ってきていました…)
福利厚生のことだけ考えるなら辞めたくな~いってのが本音ですが、でも色々考えるとやりたいことを我慢しつつ定年まで働き続けられる環境とはいえない。悩みどころです。
話は脱線してしまいましたが、もしものとき、どれくらいの期間でどの程度の保証が受けられるかを把握して、それぞれの家族構成に応じた生活費を相当月確保しておくのが生活防衛資金の考え方となります。
普段からもしもの事態をシミュレーションしておくと、いざというときに慌てずにすみますね。
手間なく便利に!そしてちょっとお得に。生活防衛資金をキープしておくおすすめの口座
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
さて、生活防衛資金を取り分けておく場合、口座の管理はどうするか?ですが、まずは口座の管理を簡単にしておくのがよいです。
生活防衛資金はもしもに備えるお金ですが、毎月のキャッシュフローにも利用すると便利。そんなわけでどんな口座に生活防衛資金を貯めるべきかと言えば
給料振り込み口座
とくにメインで使うクレジットカードの引き落とし口座
この2点がマストです。
とくに引き落とし口座はなるべく1つに固めると支出が管理しやすくなるのでおすすめです。
更に給料振り込み口座であれば引き落としにあわててATMに駆け込むようなこともなく、また防衛資金があるため急な特別出費や年払いの保険料の引き落としがあっても一旦は口座から支払うことができます。
我が家ですと、
わたしの給料振り込み口座はほぼすべての引き落とし口座にしてあります。
更にマネーフォワードに紐付けてあるためタップ1つで簡単に収支を確認できます。
私の給料が振り込まれるのである程度は生活防衛資金の100万もキープできるのですが、私一人の給料で家族の生活を支えることができませんから、生活防衛資金を減らさないようにその月の支出をみながら夫の給料を入金しています。
年払いの支出に関してはSBI銀行の目的別口座で毎月積み立てる形でとりおきしているので支出があった時に口座から振り込みで資金を移動させます。
夫の口座は引き落とされる項目がほとんどなく基本的にはお給料が貯まるだけの口座となっています。夫の給料が振り込まれたら、SBI銀行へのつみたてと生活費に振り分けます。
今はかつかつの家計簿なのでお給料すべて引き出していますが、ここから貯金できるようになりたいですね。
すこしでも利息を受けとりたいなら楽天銀行×楽天証券を利用するのがおすすめ
ここでちょっと問題があります。私の口座は頻繁に資金が入れ替わるためこの状態が便利なのですが、夫の口座はただ100万円が置いてあるだけでなんだか宝の持ち腐れというか?勿体なく感じてしまいます。
towa
とはいえ、生活防衛資金は困ったときにはすぐに引き出せなければ意味がありません。
そこでおすすめしたいのが楽天銀行の普通預金です。
楽天銀行の普通預金は楽天証券口座を開設して連動させるマネーブリッジという状態にしておけば利率が年利0.1%となります。
一般的な普通の銀行口座では普通預金0.001%が相場なので100倍の利息が受け取れます。
生活防衛資金の100万をこの楽天銀行でキープしておけば、年間で1000円の利息を受けとることが可能です。(所得税は引かれてしまいますが)
金額そのものはほんの少しですが、数円だけ受けとるか1000円受けとるかと考えれば1000円の方がいいですよね。
証券口座ときくと敷居が高く感じるかも知れませんが、開設したあと証券口座を使わなくても楽天銀行の普通預金の金利はずっと0.1%ですから、マネーブリッジする価値はありますよ!
開設の手続きは難しくありませんからぜひお試しくださいね。
我が家は家計管理の一環として投資信託の積み立てで資産形成を目指していますので、もともと夫婦ともにマネーブリッジの設定すみ。
現在は夫の口座を中心に可能な範囲で生活防衛資金を楽天銀行に移動させようとしています。
年間1000円から税金が引かれた分だけのこととはいえ、私は塵も積もれば…と思いつつ無理のない範囲でいろんなことを試しています。
…当たり前のことではあるけれど、1000円増やせたり節約できたりすることが10個あれば10000円になります。
それがまたいくつもできれば生活防衛資金を守りながら貯蓄を増やす大きな力になってくれます。
そんなアイディアをみつけたら、またブログに書いていきますね!
それではここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。