庶民の資産形成にはETFか投資信託か?実際に計算して決めてみた

先週、数カ月ぶりに世界的に株価暴落が起こりましたね。私は仕事に追われていて暴落に気が付いたのは金曜日の夕方でした。

以前から暴落のタイミングでETFか投資信託のスポット購入を検討していた私ですが、若干期を逃してしまった感じです。





この株価の暴落はアメリカの金利政策の影響だとか、お祭り相場の調整のためなど言われているようですし、2月の暴落と比べて下がり幅も控えめ。素人考えですが、おそらく回復も早いのではないかと思います。

こんなとき投資家ならば気になるのが「スポット購入」。株価の安い時に逆張りで購入してその後の値上げを狙う購入方法ですよね。

 

ひよっこ投資家の私は普段つみたて投資のみを行っていて、月に1回好きなタイミングで楽天証券でポイント投資を行っています。

 

暴落のタイミングで買いたい商品もいくつかあるのですが、現在スポット購入にあてられる買付余力はたったの30万円。

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しかもこれ使ったらしばらくは買付余力の準備ができません

資産形成されている方のブログを拝見すると、結構種銭を持っていらっしゃる方がほとんどなのですが、ごくごく一般的な家庭である我が家だってできる範囲で資産形成して生活と心にゆとりをもち、安心して老後を迎えられるように備えたいです。このカツカツの状況で何が今の自分に適しているか考えてみました。

長期の資産運用には米国ETFがマストなのか?投資信託と比較

まず資産形成前から買いたかったのが米国のETFです。投資信託と同じようにいろんな市場価格をベンチマークにして複数の企業に投資しているのに株の性質をもった商品です。

私がとりあえず狙っているのはヴァンガード社のVYMです。他に気になるのはVOO。将来リタイヤ時には退職金で債券を取り扱ったAGGなど分配金が多めのETFも購入できればいいなと思いますが、そのときの状況によりますかね。

 

 

ETFは投資信託に比べて信託報酬が安いというメリットがあります。たとえばVYMの信託報酬は0.08%ですが、全く同じ指数に投資しているけれど、ETFではなく投資信託の「楽天VYM」の信託報酬は0.2096%微々たるパーセンテージに見えるかもしれませんが、その0.12ほどの差がちりも積もると言いますか、資産額が増えるほどに信託報酬が少ない恩恵を受けることができます。

そしてETFは投資信託の性質を持った「株」であるため、分配金が発生します。目に見えて分配金が入金されることは投資を続けるうえでの大きな励みになります。






投資信託の含み益、含み損・・・どちらも確定していないことなのでなんとなく現実味のない金額ですが、分配金は確実に自分の口座に利益として入ってきます。投資信託とちがい、純資産を減らしてまで分配するようなものではないので分配金をもらいつつも基準価格の上昇を期待できる、それがETFの一番の醍醐味なのではないでしょうか。

 

私は最初ETFについて知ったとき、

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VTIやらVYM、VOO??なんというアルファベットの羅列だらけなんだろう・・・とそれだけで敬遠してしまいそうになりましたが・・・(笑)

 

これらは米国株すべてでこんな感じに記載されていて、頭文字をとった略語なんですね。最近はちょっとずつ覚えています。

純粋に投資するならS&P500をベンチマークにしているの「VOO」が一番いいなと思うのですが、私の目標は「元本が目減りせずそれなりに上昇が見込めるものに投資をしたい」ということ、そして「解約しないで分配金が入金されるシステムを作りたい」思いがあります。VOOは成長率は抜群にいいですが、アップルやアマゾンなどの無配の企業株にも投資しているので、分配金だけでみると2%を切るやや控えめな設定です。

VYMは分配金の多い銘柄に集中して投資されているので、分配金利回りが3%弱となっています(と、いってもここから課税されてしまいますけど・・・)。

仮に1000万円のVYMを保有していた場合、年間で30万円弱の分配金をいただけることになります。課税分を考慮すると23万円くらいになりますかね。

投資先もマイクロソフトやジョンソンエンドジョンソンなど有名どころで比較的安定した企業といえそうです。

 

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この分配金が多くなって来れば、再投資で複利を狙うこともでき、まとまった額になってくれば生活の助けになりますね!私はETFによる不労所得を増やして老後に備えたいです

 

デメリットとしては購入時に手数料が発生すること、株と同じように指値や成行注文で購入するので、投資信託ほどは気軽に買えないことです。

手数料のこともあって少額で購入するのはコストが高くなってしまうので、できれば一度に50万以上を買い付けたほうがよいなどの情報を見かけます

しかも円をドルに換えてからETFを注文する必要があるので投資信託よりややハードルが高いです。

 

またこれは外国のETFにいえることですが、たとえばVYMならばアメリカと日本2つの国の税金の対象になってしまい、二重課税が発生してしまいます。確定申告によってアメリカで課税された10パーセント分に関しては免除することはできるのですが、少額投与の場合、手間のわりに戻ってくる金額が少ないのかなと思います。

 

つまり海外のETFを保有している限りはこの先ずっと毎年確定申告をしなければならなくなります。また分配金はもちろんドルで支払われるので、使いたいときにはそこから円に戻す必要もあります

 

対して楽天VYMならば分配金はアメリカの課税分のみ徴取され、自動再投資となっていますので、購入者としては何の手間もありません。投資信託を解約したら円で支払われます。

 

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とってもシンプルですね。

ざっくり考えるとETFは手間がかかるが、うまくやるとコストが安い。投資信託は簡単だが節約できるポイントがない。

といった特徴があります。しかも楽天VYMの信託報酬も十分安いので、ETF購入時もうまく買わないと逆に損してしまう可能性もあります。

 

これらの点からETFを購入するときに下記の項目について確認するといいと思われます。

購入手数料を含めたコストが投資信託でのコスト年0.2096%よりも低く抑えられるか?

 

ドル転や確定申告の手間がかかることは問題ないか?

手間がかかるのは大丈夫!って方は私と一緒にまずはシュミレーションしてみましょう!

一度に30万円を投資する場合、単純なコストはETFのほうが低い

では私が実際に30万円をVYMで買い付けたとき、「楽天VYM」で買い付けたときでどの程度コストが変わってくるのかシュミレーションしてみたいと思います。





ETFを買うにはまず30万円をドルに転じる必要があります。

一番ドル転コストが安いのはSBI銀行の外貨預金サービス。1ドルあたり片道4銭でドル転してくれます。他のところだと25銭かかりますから断然SBIがいいですね!

ETFであるVYMを買う場合は

1ドル113円で計算した場合、30万円を両替すると2654ドルになって両替のコストは約106円

 

10/13付のVYMは1株83.81ドルなので31株購入でき、2598ドルかかって56ドルのあまり。

 

買付手数料は約定金額の0.45%で下限が5ドル、上限20ドルとなります。2598ドルならば約11,7ドル(1321円)の購入時手数料がかかります

 

30万円でVYMを購入した場合、2598ドルで31株購入でき56

ドルが余る計算。

 

信託報酬0.08%(円換算で年234円程度)かかります。購入時手数料はトータルで約1400円、保有することによって1年あたりかかるコストは234円です

 

対して楽天VYMならば

買付手数料は無料なのでぽんと30万円分を注文することができます。

 

信託報酬は年で630円ほど。実質コストとやらはまだ不明のようなのですが、初年度はETFよりも総額では安いですね。

 

この過程を見ているといろいろ面倒になってくる投資信託のほうがいいのかな・・・なんて思います。

 

でもめげずにとりあえず長期保有で考えてみましょうか…。

最大のメリットである信託報酬が低い点が長期保有でどの程度影響してくるのか考えて簡単に表にしてみました。

 

この表を見てみると4年でETFのほうが1584円コストが安くなる計算です。

つまり4年で購入時のコストを取り返すことが可能ということ。4年以上VYMを持ち続けるなら投資信託よりもETFのほうがコスト面で優秀なのですね

 

購入金額が30万だと手数料負けまではしていないけど、上限20ドル以上になるように買ったほうが手数料は安いです。30万円という微妙な金額を投資すべきか悩んでいたのですが、この程度の投資額でも長く持つならETFがよいのでしょうか。あとは面倒なのをこなすかこなさないか、個人の価値観によるのかなと思います。

私はETFに関しては死ぬまで持っていたいと考えているので、このコストは見逃せないポイントです。

分配金はどうなる?課税の複雑すぎるシステム・・・

分配金については先ほども書いた通り、3%弱支払われ、そこからまずはアメリカと日本の税金が二重課税され、トータル30%ひかれた金額が振り込まれることになります。

確定申告でアメリカの課税10%は取り返すことが可能なので20%が課税されることになります。仮に大目に見積もって3%ちょうどの分配金があったとして試算してみます。

30万円で購入できるETFは2849ドル分。この3%は85.47ドルとなります。

1ドル103円ならば8803円の価値になります。実際の振り込みはドルになりますが、円で換算した場合、30%課税されて6162円が入金されます。確定申告では880円が返還されます。

 

楽天VTIは配当金が自動再投資となっており、見かけ上は無配のファンドとなります。一旦出ている配当金に関してはアメリカで10パーセントの課税がなされたのち、再投資されているようです。

と、いうことはですよ?

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ETFのVYMでは20%が課税され、楽天VYMでは10%しか課税されていない!?

ってことですよね・・・。

(このあたり、いろんな意見があるようなので私も情報収集しているところですが・・・)

楽天VYMならば年あたり880円の税金が自動再投資されると考えると、楽天VYMの年630円の信託報酬もチャラになって250円+になってしまいます。こうなると、断然楽天VYMのが有利じゃないですか?

なにより簡単だし・・・。

 

でも楽天VYMを解約したときには20%課税がなされます。この場合は10%分のアメリカ課税を取り戻す手段はありませんよね。つまり最終的には30%課税がされてしまうことになります。

本家のVYMならば分配金は確定申告で都度20%課税です。楽天VYMは積み立てているときは10%だけ課税されるけど、最終的には30%。

ここからは20%の課税を先送りにすることで、どの程度複利効果が働くのか?など予測が難しいので私には考えが及びません・・・。




 

結局・・・どちらがお得かはよくわかりません!←今回の記事を書いた意味は!?

NISAなどの非課税枠で運用するならばコストで有利なETFに軍配が上がりそうですが、特定口座で購入し、課税が絡んでくるとさっぱり分かりません。

元も子もないけれど・・・たぶんそこまで大きな差はなさそうだから、好みで選んでOK?

これだけ考えてみて、なんですが、これ・・・最終的には好みで選んでもいいんじゃない??って思います。楽天VYMはファンドにお任せだから簡単ですが、再投資された分配金が結局はどうなっていくかや実質コストのことなど、自分でやらないからこそ分からない部分があります。

 

ETFは手間ですが、すべて自分で手続きするので、複雑そうに見えて案外透明性はあるのかな・・・なんて思います。

 

私はとりあえずETFに興味があるので、最初からあきらめずにETF買うのもいいんじゃないかと思いました。

分配金の存在がいろいろややこしくしている気もしますね。

単純に売却益を狙うならば、VYMじゃなくてVOOやVTIあたりの投資先を狙うほうが税金がかかりづらくていいのかもしれません。

これから投資の経験を増やして、あれこれ思案してみようと思います。ま、まずは非課税枠いっぱいで運用をやってからの話ですね。

それではここまでお読みいただきありがとうございました。

 



 

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