私towaは半年ほど保険の見直しに時間を費やし、貯蓄できる金額が増えてきました。
普段の生活は全く変わらずにそれだけの金額が浮かせられたことが嬉しくて、それをきっかけに他にもできることがある!と分かりやりはじめたことがあります。
それが投資信託です。
投資信託と聞いて投資経験のない方は尻込みしてしまうかもしれませんが。
資産運用はお金持ちがするだけのものではありません。一般的な家庭であるからこそ今ある貯蓄を減らさず、増やしていくという努力は重要です。
当時、完全なる初心者だった私ですが、あのときはとにもかくにも始めてみました。家の貯金は銀行預金と保険で全部だわ、なんて方(私もそうでしたが)、その管理方法は案外リスキーだったりしますので、老後資金など遠い未来のために積み立てる手段として投資信託を混ぜてみませんか?
貯蓄に関する価値観がいい意味で変わること請け合いです!
そんなことをいいつつ、私も最初は証券会社やNISAをどうするか、ファンド選びなどありとあらゆるところでつまづき、失敗してしまったところもあります。
そんな失敗経験者だからこそリアルに感じた、投資信託で失敗しないポイントをまとめてみることにしました。
基本的にはそこまで恐ろしいものではありませんので、気軽に銀行に貯金するくらいのノリでまずははじめてみるのも悪くないのですが、ちょっとでも失敗したくないなって方は私の失敗談を読んでみてくださいね。
それではよろしくお願いいたします。
投資信託はギャンブルじゃない!仕組みをしってうまく活用しましょう
銀行利息が低い現在、現金だけで蓄えてもそれ以上には増えることがありません。投資信託ならば価値の変動があるものの時間をかければ大きく増えることを期待することもできます。
私は老後資金に3000万!と目標を立てたけれど、こども2人を育てあげたころに定年になってしまうので、教育資金と別で3000万なんて正直厳しいって思っていました。
とりあえず、年金も出るだろうから大丈夫でしょ、でも年金って将来減ってしまうかもしれないし、そもそももらえるかどうかも怪しいわ、なんて考えていました。
ですが、投資信託をうまく活用すれば3000万の資金を2000万の元本で準備することもできるかもしれません。こんなことを端的に書くと一見バクチのように捉えられるかもしれません。
ですが投資信託でお金が増える仕組みというのはきちんとした根拠があるといえます。仕組みのよい投資信託をとにかく長い時間をかけて福利の効果で資産を育てていくことが重要です。ですから定年を迎えた時に一気に2000万を使って始めたとしても難しいでしょう。定年まで20年以上ある今から投資を始めることに意味があると私は思っています。
towa
私は投資初心者で経済に関してもとくに詳しいわけではありませんが、コツコツと積立てを行ってきたことで、投資ってギャンブルじゃないんだってこと、ある程度知識があって、きちんとファンド選びができればそんなに怖くないってことは分かってきました。
私の周りには投資経験者はおらず、未だに実家の家族に話しても「そんな掛けはできない」と言われます。はじめたときは「一晩で一億損をすることもあるらしい」とも。
towa
でもね、違うの!
その偏見、勿体ないよ!
って私は思います。
投資信託は掛けじゃないし、一般市民なら一億損をすることもない。そもそも投資信託だけで借金を背負うリスクは全くないんです。
情報を知らないことはそれだけで大きく損をしてしまうかもしれないリスクがありますよ。
新しいことポジティブにまずは知るところからはじめませんか?
投資に関して駆け出しの超初心者な自分だからこそ、勉強していく意味でブログに記事を残してみようと思います。なにかを学ぶには得た知識を自分の言葉に変換する作業が大事だと思っているので…。
「株?それどこで買うの?」って言うところからはじめて投資信託を買った私がおもったことをあれこれ書いてみますね。
無知な私は身近な銀行を頼りに投資信託デビューしたけれど、正直失敗。今はちょっと後悔しています
株と投資信託はどう違う?
そもそも株と投資信託は似て非なるもの。
投資信託はご存じですか?
株というのはひとつの企業に株価に応じた金額を支払って株式を取得する(株主になる)わけですが、投資信託というのは私たちが直接株を買うことはありません。
投資信託とは
ファンドと呼ばれる会社が私たちの資金を集めて私たちのかわりに株などを売買することで利益を得る。
その利益から手数料を差し引いた分を購入者に還元する。
っていうものです。
債権に特化したファンドなら債権を運用しますし、株だったり、不動産だったり。ということで似たような投資先で複数のファンドが存在するのでファンドの数はかなり多いとのことです。
自分で株を売買してもある程度の手数料はかかりますが、投資信託と比べると割安となっており、ファンドにもよりけりですが投資信託は株と比較した場合はやや手数料が高いともいえます。ただし手数料がかかるとはいえ、実際に個別の株を売買しなくてよく、掛け金も100円から始められる投資信託は初心者でも手を出しやすい投資になります。
買える場所は証券会社、銀行、個々のファンドの直販(ある場合)になります。株は証券会社以外では買えないので投資信託のほうが敷居が低い印象で初心者にもはじめやすいと言えます。
私と投資信託の出会い?
実は投資信託について私は完全なる無知というわけではありませんでした。と、いうのも10年ほど前に株などに詳しくファイナンシャル・プランナーの資格を保有している患者様、山本さん(仮名)を受け持つ機会があったからです。
山本さんのところに検温に行くと、そのあとよく話につかまり(笑)
投資で月々の電話料金くらいは稼いでるよ、
だとか
今日は外貨で儲けさせてもらったわ~
など話を聞いていました。
正直私はその話を聞いたときちょっと胡散臭く感じていました。
ちなみに100万円を俺に預けてみない?と誘われたことがあります。
その頃は投資に関する知識が全くありませんでしたので、迷いなく断りました(笑)だって怪しいんだもん。
でも今思えばもったいなかったです。100万を預けたりはしませんが、ちゃんと運用していたらかなり増えていたでしょうね。
当時リーマンショックのあとでしたからね。
その後は投資について誘われはしなかったけど、投資信託について分かりやすい本があったから読むように言われ、むげに断ることもできなかったのでとりあえず読んでみたことがあるのです。
それはセゾングローバルファンドに関する書籍でした。
今思えば山本さんはかなり良心的に投資に関する知識を伝えていてくれていたのですよね。
そこで投資信託のざっくりしたシステムとうまく利用すれば案外とよさそうなものであることは理解できました。
そこではドルコスト平均法と言って毎月決まった日に決まった額で投資信託を購入する方法について書かれていました。今思うと確かにいい本だった。
ドルコスト平均法による投資の方法としては
- 口数ではなく一定の金額でコツコツ買うので、暴落した時はたくさん、高値のときは少し買うというように投資信託を割安で購入できる。
- 一気に投資するよりもリスクが減らせる。
というものです。買う日もつみたてで決まっているから、値下がりとか気にしすぎないですみます。そうやってコツコツ積み立てていくうちに投資信託の価値が上がって自分の資産も大きくなっていくよ…っていうものです。
この方法は一気に儲けるとかは無理ですから、イメージとしては時々マイナスになるかもしれないけど利率のいい積み立て貯金、みたいな感じです。
towa
このドルコスト法では逆に一気に投資するよりも損するケースもあるのですが、一気に投資する方がずっとリスキーなので私のようになんの知識もない場合は積み立てをおすすめされていました。
その意見は納得できたのですこし投資信託に興味がわいた私ですが、
そちらの本は「とにかくセゾン投信に積立てしとけ!」的な内容だったため、1つのファンドをめちゃ推ししている本を読んだ当時の私はほんとにこのセゾンとやらは大丈夫なのか?本に騙されてないか?という思いもあり…
山本さんに頼るつもりは毛頭ないし、自分でいちから始めるほどの知識もない。とあきらめてしまいました。
(当時2008年のリーマンショック直後。セゾンなら間違いないし、今思えば投資しときゃよかったです。私ときたらちゃんと勉強しないから損をしてしまいましたね。セゾンさんの資料請求まではたどり着いてたんですが、最初の一歩が踏み出せませんでした。月5000円でもやってたら今頃結構増えてただろうなぁ。)
そもそも株価とかテレビでみる程度で気にしたこともないし、新聞も読まない私は、その本を読んで自分には経済に関する知識が全くないことが理解できたので、多少興味は出てきたものの、手を出せる代物ではないなーと判断しそのままにすること10年が経過しました。
あのとき始めていたらいまごろもっといい家計になっていたでしょうけど、仕方がありません。思ったときが*ためドキ*ですから。
銀行で投資信託を買った私はせめてNISAの開設をやめておけば…と後悔中
私が投資信託を実際にはじめたきっかけは次男の通帳を作りに銀行に行った時。窓口でどうですか?と勧誘され(このタイミングって色々勧誘されますよね)やってみようかな…そうだ!これを期にあのお金でやってみよう、と思い立ちました。
ちなみにあのお金というのは15年ほど定期にいれっぱなしにしてあった「もしもの時」用の特に目的のない定期預金。独身時代の純粋な私自身のヘソクリというやつです。これを解約してこの範囲内でお勉強として始めようと考えました。
定期は金利も低いし、正直ただ寝かせているだけで、今後もなにかよほど不足の事態がない限りはヘソクリを使う予定もないし、なんか勿体ないなとずっと前から思っていたお金です。
そのとき旦那に「投資信託の話されて」と切り出すと「いらんいらん、そんなん」と言われましたが、このお金の話をして「損したらそれは勉強代。もしも10年で10万とか利益が出たら旅行でもいけるやん」と話してみたところ「そのお金の範囲でやるならいいよ」と許可をもらい投資信託を勧められた近所の銀行に行って来ました。
でも今なら断言できます。
銀行では投資信託を買うなって。
いや、銀行すべてがいけないわけではないんですが、優良なファンドはかなり少ないです。
昔読んだ本によると銀行の投資信託は選べるファンドがかなり少ないことと、ファンド自体もあまりよいものがない、それに手数料が余分にとられるので全くおすすめできないと書かれていたことは覚えていました。
そりゃそうだ、仲介する機関が多いほどコストがかかりますものね。
でもね、私は本当に無知なので、ネットで一人でやって買うとか、無理。なので銀行に簡単に説明を受けたり相談できるというのがメリットかなと思って銀行を選びました。
手取り足取り教えてもらってファンドを選び投資デビューしたわけですが・・・勉強すればするほど銀行の手数料の高さとファンドの取り扱いの少なさにがっかりしてしまいます。
そんなわけで今現在はほんとその本の通りで「やっぱ、近くの銀行で投資信託は買っちゃだめだ」という結論に達しているのですが、私と同じように考える方、いらっしゃると思うのです。
なので地方銀行を選ばれる方がいらっしゃったらお伝えしたいのが「NISAは開設しないで」ということ。NISAがなにか分からない人は特にNISA開設しないほうがいいです。NISAなしで特定口座でも投資信託は買えるのでそれでまず経験してみることをお勧めします。
というのも私、今NISA枠を銀行から証券口座に移したくて仕方がないんです。銀行でNISAしてもあまりいいファンドがないし、株を買うこともできません。だけどNISAを移管するには窓口に行かなきゃなので銀行さんに言い出せません。最初お世話になったしね。
投資信託をするには大きく分けて普通の課税枠とNISA枠があります。特定口座だと利益がでたら20パーセント税金で持って行かれるんですが、NISAにすると利益が非課税になるといったものです。
このNISAは選択しないという選択肢があることを知らなかった私は「NISAかつみたてNISAのどちらかを選んでください。つみたてNISAで選べるファンドは6つです。」と説明を受け、NISAというのは必ず作らなきゃいけないんだなと勘違いし、さらに投資信託の選択肢が少ないのは嫌だなと思い一般NISAにしました。
今思えば無知なお客さんに通常NISAへ誘導する言い回しに聞こえてなりません。
つみたてNISAは金融庁が手数料など吟味したファンドしか登録できません。たとえ6つの選択肢しかなくても、どれを選んでもそこそこになりそうなものがそろっています。対して一般NISAのほうが選択肢はあるものの手数料の高い投資信託を取り扱っており、銀行にとっては旨みがあります。
相手さんも手数料が欲しいですから、私に色々と説明はしてくれたものの結局どうやってファンドを選んだらいいかはオブラートに包んで都合のいい商品をお勧めしてこられます。
まさにカモがネギをしょってきた状態の私(笑)分からないままなんとなく勧められるがままに申し込んだのは、手数料激高のリスクの高い投資信託2つでした。
towa
はじめて買ったのはダメダメの投資信託。 だめなポイントを解説します
あのとき購入した投資信託は
- 医療系に投資する「健次」→テーマ型アクティブ投資信託
- ハイイールド債券ファンド(分配金あり)
です。
ちょっと投資に知識がある人からみたら突っ込みどころ満載のファンドです。株式と債券でリスク分散、株が下がったときも債券でフォローできると言われて購入しました。
※投資をいくつかするなら株と債券に分けるとよい。債券のほうが安定している。株のほうがリターンが望める
この考え方は合ってはいるのですが、おすすめされたファンドははあんまり。。。いや、かなりよくありません。
どこがだめなのか書いていきますね。
だめな投資信託① テーマ型のアクティブファンド
まず健次について。
国内外で医療系の株式に投資していくファンドで、医療系なら手堅いかな?と思い選んだのだけど、信託報酬が2,376%と最高額?!
手数料がめっちゃ高いのでリターンが少ない、ぼったくりファンドだとか。
投資の先行きはわかりませんが、手数料だけは確実にとられていきますよ。少ないに越したことはありません。
あと信託期間が2029年までと決まっているのですが、これも将来性がないのでよくない。
バイオ医療など少し前に話題になったが今は横ばいらしく流行りものには手を出さないほうがよい。
- 信託報酬2%以上は選ばないほうがよい
- 信託期間は設定されていない将来性があるファンドを選ぶ
- テーマ型のアクティブファンドには手を出さないほうが無難
あと医療系株式にテーマを絞るメリットがないとか(売る側からすればお客さんに訴えかけやすいメリットはありそうですけど…私もそれで決めたし。)
信用度の低い債権には手を出すな
次に 米国ハイイールド債券について。
これはアメリカの国債。
私は債券とはなにかもわからなかったのですが 債券とは国債に対する借用書とのことだそうです。
返済期間が設定されており、期間がすぎればアメリカからお金が返ってきます。
借金なので利息がついてきます。その利息で収益を上げるシステムのよう。
ハイイールドっていうのは債券のランクで債券として信用できるレベルだけど、最高ではないと説明を受けました。
でも実際のところは信用できるレベル、とするには厳しい。リスクが高い債権なのだそうです。
アメリカは今はトランプ大統領の言動など色々と話題ですけど、とはいえアメリカがなくなるような事態にはそうそうないと思われ債券そのものは株が急落した場合でも比較的安定しているとのこと。
確かに概論的にはそうなのでしょうが、こちらのファンドは手数料が高い上、毎月分配金を出しているので基準価格が右肩下がりになっていて正直健次以上に危険なファンドと思われます。
- 配当金はないものを選ぶ。
- 毎月分配型ファンドは絶対に買ってはいけない!
そんなこんなで私のはじめての投資信託選びは完全に失敗で、はじめてすぐの崩落もあり、どちらも数百円程度のマイナスとなってしまいました。
勉強代と思えば安かったかも知れません。ちなみに2ヶ月積み立ててやめました。以降つみたてNISAで良心的なファンドを選び、現在はプラスになっています。
なんか投資をするとなり思ったことは株価もそうですが、世界の情勢なんかに目を向けることはもちろん大事ですが
投資信託を積み立てるだけならファンド選びの基本的な知識だけでも案外大丈夫です。テーマだとか分配金などの情報に踊らされず、ポイントを押さえたファンドに投資していければ概ねいけちゃうんじゃないでしょうか。
最初に投資するなら抑えるべきポイント!「つみたてNISA」で手数料の低い先進国のインデックスファンドを選ぶべし
投資信託についてはまた記事を書くこともあると思うのですが、私なりの答えは
- 「つみたてNISA」
- 「先進国」
- 「インデックスファンド」
- 「買付手数料無料」
- 「信託報酬は0.25%以下」
ならばとりあえず外すことはないと思います。
でもこれらのキーワードが分からないままではいけなくて、自分で主体的に勉強を続けることが大切だと私は強く思います。
投資も家計管理もはじめて半年ほどのビギナーですが、学べばそれなりの知識がついてきます。それに新しい世界が広がって楽しくなってきますよ。
現在はぼちぼちいい感じに積み立てを継続しています。誰でもその気さえあれば簡単に始められますので、リスクを把握しつつぜひ投資信託の活用をおすすめしたいです。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!