今日は私の投資への考え方を変えてくれたブログのこと、そのブログで学んだ「買ってはいけない投資信託」「私が最初に買った投資信託がダメな訳」についてまとめてみます。
そのブログのおかげで投資初心者でもある程度の知識が身に付き、投資信託に関しては怖いと思うことがなくなりましたよ。
初心者投資家の方で勉強したいな!と思われたら読んでいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
投資に関する基礎知識を惜しげなく提供してくれる西本まりえさんのブログ
わたしが初めて購入した投資信託は「医療系の株式に特化したテーマ型のアクティブファンドで買付手数料3%、信託報酬2.1%というもの」と、
「米国のハイイールド債券で運用するアクティブファンド、買付手数料3%、信託報酬1.7%、毎月100円の分配金があるもの」のふたつでした。
正直言って全くお勧めできない2つです。
これらの投資信託を買ってすぐ、私は雑誌であったり、ネットであったりで情報収集を行ってきました。それですぐにこの2つに投資はしないほうがよさそうだと気が付いたのです。
ですが、インターネットでは基礎の基礎の部分など詳しくは分からないことが多く自分の買った投信について調べるほど「なんだかやばそうだけれど、よくない確証が得られない」という状況に陥り、このまま積み立てを続けるか否か悩んでいた時期がありました。
その頃はたくさんブログも読ませていただき、参考になる記事もありましたが、初心者すぎる私は「もうちょっと最初から説明してくれるサイトはないかな・・・」と思っていました。
私が例えば投資信託で知りたいんだけど、調べてもあんまり載ってないことってこんな感じです。
◯投資信託のファンド情報の読み方
◯投資してもよいという判断基準は何?
(お金がたくさんあるならいいけど、私は裕福ではないのでなるべく失敗したくない…)
案外ね・・・これって見つけられないんですよね・・・。
少なくとも私はかなりネットの海をさまよっていました。
そんなとき偶然見つけたブログがこちら。
西本まりえさんという女性がかかれているブログです。
いつもアメブロアプリから見ていたんですが、パソコンで見るとサイト作りがとってもきれい!
役に立つ情報を書いておられるブログは色々ありますが、こちらのサイトは独学でも1から学べるくらい丁寧に説明してくれています。噛み砕いた説明と柔らかな雰囲気でとにかく分かりやすくて親切だなって思います。
学生時代から熱心に投資について学ばれ、大手証券会社に就職された西本さん。しかし就職先の証券会社の儲け主義なやり方に納得できず、23歳で独立、起業され、今は「GL create」という会社を立ち上げてセミナー講師として全国を飛び回りご活躍されています。
西本まりえさんのブログでは経済や投資のことを非常に分かりやすい言葉でまとめてあり、豊富な知識を惜しげもなく公開されています。
資産運用には投資信託とFXを活用されているようです。
私はFXに関しては経験がありませんが、西本さんの講義なら受けてみたい…ブログを読むうちにそんな風に感じてしまいます。
投資の考え方だけでなく、楽しいことを仕事にする行動力がすごいと思った
無料のツールであるブログ(アメブロなのでブログ収益そのものは0ですね)にこんなにたくさん投資信託について知りたい情報が載っていることに感動した私。
パッと見た記事に惹きつけられ、「それが知りたかったの~」って過去記事を最初から一気にくまなく読みました!
読んでいくうちに西本さんの人間性も素敵だなぁと思いました。
若いのに夢を努力と理論で叶えていく生き方がかっこよすぎる。私よりずっとお若いのになんというか・・・しっかり未来を見据えて着実に行動されているというか。好き、とかワクワクすること、を仕事にして実際に成功されていて。そんな生き方に憧れる次第です。
成功する人ってこういう人なのだろうなと。
私には何年も前からチャレンジしようと思いつつ、やってこなかったことがありました。
このブログを読んでみて行動してない自分が残念に感じられ、ちょっと頑張ってみようかな…なんて感化されてしまいました。
towa
好きなことを仕事にできるって最高に幸せなことですね!私もささやかな夢があるから今からでも目指してみようと思いました
と、いうことで感化されやすい私はその日からケアマネジャーの資格を取るべく勉強をはじめた訳です。これで来月の試験に合格できたら西本さんに感謝しかないなぁ。そんなこと言っても私はただの1読者。超一方的な片思い状態ですが・・・(笑)
↑
このあと無事に合格までたどり着くことができました!
あのとき「勉強しよう」と私のやる気スイッチを押してもらえたブログには感謝しかありません。
まぁケアマネの話は置いておきまして。
そんなことで西本まりえさんのセミナーにいつか参加したいなんと思う今日この頃ですが、あいにく私は田舎住まいで小さい子供もいるので日帰りで都市部に赴くことなんて現実問題不可能です。
おそらく夫から理解も得られないでしょうしね…。
ですので、メルマガ(無料です)を読ませて頂いたり、インスタグラムをフォローしてライブを見させてもらったりしています。
それでも勉強になる情報がたくさんです。メルマガ毎週楽しみにしています。気になるかたは登録してみてはいかがでしょうか?
投資の情報収集は中立的に行うことで、自分に合った商品が見つかる
投資関係の情報をみていて自分が知りたいって思う情報って一部なんですよね。
やはり胡散臭さ?を感じる投資先もあるし、自分的に信じて吸収すべき情報か迷うものも。
投資って必ずリスクは発生することは承知していますが、そのリスクを自分で理解して、納得してリスクをとりたいと思うんです。
まぁそもそもリスクというのも、私は最初「得するか!?損するか?!っていうバクチ的な意味」としてとらえていましたが、
そうではなく
荒波に揉まれて大きな利益を得るか?
流れが穏やかな場所でささやかな利益を得るか?
→つまりどれだけの基準価格の変動に心と元本が耐えられるか?
という選択肢なんですよね。
でも私たちにとって荒波でもささやかな利益…どころか損する投資先もたくさんあるから本当に投資先は慎重に選ぶ必要があると思います。
そのリスクを理解するのに通常は窓口の担当さんの説明を聞くわけですが、私がお世話になっている銀行の担当さんも、保険の窓口の担当さんも自分達の生活がかかっていますから、自分達にとって都合のよい商品を販売したいですよね。
銀行さんなら手数料が高い投資信託や外貨建の変動型個人年金、外貨預金など。
保険代理店さんなら手数料の高い外貨建て終身保険。
当時お奨めしてもらって少しだけ買った投資信託は勉強代と思っているので、特に未練があるわけではないのですが、まりえさんのブログを読んで確信しました。
私の持ってる投信のうちひとつである、投資対象がハイイールド債券で毎月分配金が出ているファンドはものすごく危険だということ。
持ってれば持ってるだけ損が増えてくはず。
利益を上げなければならない相手に聞いたとしても得られなかったであろう答えです。このことで情報収集は中立的な立場から行わなければいけないということを痛感しました。
毎月分配金型のハイイールド債券ファンドを「買ってはいけない」理由をデータから分析する
ということで私が持っている10000口に対して毎月100円の分配金が出るハイイールド債券へ投資するファンドについて細かくみていきましょう。ちなみに分配金を出すと増えないということは銀行でも聞いていたので再投資にしてあります。
分配金は再投資が原則ということと株式への投資だけだとリスクがあるから債券にも投資しましょうとアドバイスをもらったこと自体は間違いではないと思います。
ですが、価格変動を抑えるリスクヘッジとして選んだ債券ファンドにも関わらず、格付けが低い債券では全然リスク分散になってないよね…という話です。
towa
今なら絶対に買わないよ・・・
自分がいまだに持ってるので興味もありますし、ときどき運営の経過を追って見ています。こちらは基準価格のチャートなんですが…
銀行では「分配金こみなら基準価格が上がっているので大丈夫だと思います」と言われていたのですが、この赤ラインの「分配金こみ」っていうのは西本さんの情報によると架空のラインなのだそう。
分配金込ラインというのは何も参考にならないんですって。そこを読んだ私は「納得。そこが知りたかった!」って思いました。
確かに再投資しようがしまいが基準価格は青ラインなわけで・・・再投資によって口数が増えるものの、根本的な価値である基準価格は下がりつづければ再投資の効果もそこまで期待できないですよね。
私の場合NISAなので分配金は全額再投資ですが、仮に特定口座で購入していたら分配金の再投資って税金が引かれるから100円が80円になって元本に戻されて…さらに効率わるいし。
仮に赤ラインだったとしてもドルコスト平均法で損がでてしまいそうなチャートではありますが青の実線は右肩下がりのやばいやつです。投資信託は口数で購入していくので基準価格が右肩上がりなほどよいと考えられます。
決算情報もみてみますね。
私は12月と1月に10000円ずつ購入してるのですが、購入平均単価から考えると基準価格がこの時点ですでに500円以上落ちています。
毎月100円の分配金を出しているのですが、この分配金はいい月も悪い月もずっとコンスタントにお金が出ていきます。
つまり運用がうまくいこうがいかまいが資産の一部を配当金として吐き出すシステムになっていて元本を減らして払っているだけということになります。
目録見書をじっくり読んでいきますと下記のような記述がありました。
ファンドは計算期間中の基準価格の変動に関わらず断続的な分配を目指します。このため、計算期間中の基準価格の上昇分を上回る分配を行う場合があります。分配金額は運用状況等により変動することがあります。
ははーん・・・目論見書にちゃんと書いてあるじゃないですか。基準価格が上がろうが下がろうが分配金を出しますと。その無理やり捻出した分配金は私たちの資産である基準価格を下げることになってしまうのに。
今回知識が増えてここを確認するまでに至りました。説明書をじっくり読むのって昔から苦手だわ(笑)
この説明通り全く利益のないときには評価額が毎月100円下がることが考えられるんですが、100円以上下がってる月…いっぱいあります。
(たまに上がってるときもあるけど、焼け石に水って感じで全然元通りになる気配なし)
それは恐らく、リスクの高い債券で運用しているので投資しても回収できなかった資金があるだろうし、信託報酬が1.7%あるからです。
この信託報酬。
もう少し掘り下げて見てみると信託報酬というのはファンドが徴収する手数料です。この信託報酬でファンドは会社として利益をあげます。販売を委託している銀行にもこちらから報酬が入る仕組みとなっています。
信託報酬の設定は自由なのですが、一般的にインデックスファンドは低く(株価通りの変動を目指す=管理が楽=コストを抑えられる)、インデックス以上の成績を目指しているアクティブファンドは管理に手間がかかるためインデックスファンドより、信託報酬が高額となっています。
信託報酬はいつ支払っているか・・・という答えは「毎日」です。毎日信託報酬を計算して収集しています。
私の持っているハイイールド債券ファンドのコストは
購入時手数料が3.24%。
信託財産留保額(解約するときに発生するコスト)が0.3%。
信託報酬が年に1.728%。
(委託会社に0.85%、
販売会社に0.7%、
受託会社に0.05%という割合)
成績が振るわない(基準価格が上がらない)にも関わらず、このコストは激高です。コストを気にしたことがない方は一度確認されることをおすすめします。
コストの行方をみてみるとファンドと銀行さんで半々くらいの取り分ですね。信託報酬だけで10000円あたり年間で172円のコストです。
いや、信託報酬って高いから悪って訳ではないのです。アクティブファンドとして優秀な成績をおさめているファンドもあるわけです。この運用状況に支払う代価ではないと思います。
投資先を吟味するなどのコストをかけた上でちゃんとした運用をしてくれるファンドならそれに見合う信託報酬をお渡ししても私たちの資産を増やしてくれるわけです。
ですがこのファンドはどうでしょう。基準価格が右肩下がりな上に、運用が終了するのが2020年とされています。あらかじめ開設時から11年で運用を終わらせる予定が組まれているわけです。
なぜか?
それは分配金が出るのにつられてこの投資信託に投資した人の元本を削りながら分配金を出していく。
ファンドは運用で収益を得るというよりは高い信託報酬で会社の収益をあげる目的…だからですよね。
実際のところはお客さんが資産を増やせるかどうかは考えられていない気がします。
10000円で始まる基準価格が分配金を出すことでどんどん減って現在半額近くまで落ち込んでいることは、ファンドも想定内なのかもしれませんね。
towa
知識のない人からお金儲けするつもりなんじゃ!?
いや、そういう意図があるかはさておき、もしも確信犯ならば結構悪どいなーって感じですよ。
このペースでいけば2年後には基準価格が更に半分くらいになってても不思議じゃないです。
これメインに資産運用していたら絶対に資産が目減りしてしまいます。
そしてもっと運用がうまくいかなければ、もともと期限つきのファンドの運用期間がさらに早く終わってしまうかもしれません。
towa
そんな・・・早期返還なんて悲しすぎるよ
銀行の担当さんも買ったあとに喋っていたらこの債券の投信はリスクが高いと言っていました。
でも銀行さんには銀行さんの事情もあるでしょう。
ここでは私が行き着いた考えまでは教えてくれなかったし「とりあえずは毎月分配金も出るから様子みてみましょう、解約するのにいい時期に連絡します」と言われています。
でもさ。このからくりを理解した場合、様子を見る意味…ある?
様子を見るのは解約するそのときまで信託報酬が銀行にも入ってくるから…じゃないかと思います。おそらく顧客目線ではないんですよね。
1月に積立てをやめて様子を見ているうちに株価が暴落し、円高ドル安になってしまいました。もともと成績のよくないファンドでしたがここにきて為替でも損をしてしまうことに。
でも為替が回復するのを待ってたら多分手数料と分配金にかかる税金でまたどんどん基準価格が下がってしまうな~。って思いつつ行くのが億劫でまだ解約していないのですけどね。
ざっくりした計算だけど私の20000円のうち買い付け手数料と信託報酬を合わせると700円くらいは銀行さんの取り分が。ファンドは100円くらいかな?計算間違ってたらごめんなさい。
まぁ儲からない商売をする人はいませんし、投資は自己責任ですから誰かを責めたい気持ちにはなりませんけれど、損をしたくないならば、自分が賢くなる他ないし、ましてや一ヶ所の情報を鵜呑みにしてはいけないな…と感じています。
とはいえ鵜呑みにしないけど、専門知識をお聞きするのは勉強にもなるのでまた銀行でもお話ししたいな、って思ってる。聞いたこととネットの情報で答え合わせしてます。
そうやって少しずつ知識を増やして、とりあえずはそこそこのところで損切りする予定です。上がるのを期待していても意味はないと考えています。
もうひとつのテーマ型投信は購入した時の基準価格に近付いてきたのでマイナス600円で損切りしてあるのですが、こちらもおすすめできません。テーマ型っていうのが流行に左右されてしまうので爆発的に何度も利益が出る可能性は低いのが博打的だと思う。べつに医療系にこだわらなくてもこれから伸びていく企業に投資すればいいのでね。そのなかに医療系の会社があればそこに投資をすればよいわけで・・・。
更に信託報酬2.3%。買い付け手数料3%ときたもんだ。
損といってもテーマ型投信は600円の損失で済みましたし、ハイイールドにしても投資額が20000円だけなのでほんの少しですけどね~。
考えようによっては私に勉強の機会を与えてくれたファンドだから感謝かも。
自分がきちんと理解できないものには投資をしないというマイルールを作る
まりえさんのブログは知識を出し惜しみせず、分かりやすく解説しておられ、すごく好感がもてました。
あちこちで見かけるオフショア投資のことにも触れられており、私的にすごくすっきりしました!ちなみに返答としては「なし」でしたよ。
私もはっきりした根拠はないけど、なんとなく信用しづらい感じがしてました。そもそもパスポート持ってないから無理やけどさ(苦笑)
オフショア投資にもいろんなものがあり、その投資が詐欺か詐欺でないかは私には分かりません。
おそらくそちらの地域で利用するには全うなものもたくさんあるのだと思う。紹介されている情報で「そんなうまい話があるんかいな?」ってのもあって、それは怪しい気がする(笑)
それを見分ける能力が私にあるか。答えはNOです。
ただでさえ素人の私には難しい投資のあれこれ。日本で日本語で説明を受けても正しいリスクを理解するのは困難です。それが言葉も通じない外国で自分が説明を聞いて納得できるとは思えないのです。
ましてや自分に何かあったとき家族が保険金を受けとる手続きができるか?わがやなら無理です、絶対。結局保険金が受け取れないなんてこともあるかもです。
それにオフショアと呼ばれる地域の金利は日本よりよいけれど、そんなにビックリするほどお得な投資案件がゴロゴロ転がっているものなのか?だとするとオフショア地域に住む人は誰もが皆裕福なんじゃないか?と思ってしまうが、調べると貧困層も多いと出ている。
確かに現在の日本に魅力のある保険はあまりないとは思います。かといって海外での契約をすべきか否か…。
それをよくわかっていない私がはっきり言えるのは多額のお金を自分が完全に理解できないものに投資するのは危険だと思うということ。少額でなくなってもいいお金なら「習うより慣れろ」という言葉もあるし、私も投資信託で勉強させてもらったのでご自由にといったところでしょうかね?
投資をはじめてみてほんの少しの知識も身に付きましたが、そのほんの少しの知識で思うのはやはり自分が無知であるということ。
どの世界でも無知のままではいけないなって実感してます。これからも勉強を続けて資産を管理する能力を高めていきたいと考えています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。